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『ジャン・ルノワールの小間使の日記』に投稿された感想・評価

この映画はジャン・ルノワール監督がアメリカに亡命中に作った映画なので、舞台はフランスですが英語の会話劇になっています。セレスティーヌを演じた主演のポーレット・ゴダールはチャップリンと事実婚だった人で映画「モダンタイムス」や「独裁者」にも出演していますが、この時は既に別れて共演のバージェス・メレディス(映画「ロッキー」ではトレーナー役を好演)と結婚していたようです。

さて、内容ですが...
主人公セレスティーヌは愛情より財産が大事と決めて男性を品定めしているしたたかな女性。
仕事先の御主人様ランデール氏やおとなりの落ち着きがないけどお金持ちのモージェ大尉(バージェス・メレディス)、そして身体の弱いお坊ちゃんジョルジュ・ランデール、野心家の執事ジョゼフ...に興味の対象が移っていきます。他にジョルジュを溺愛する母親や同僚の小間使いマリアンヌらが絡んで話が展開していきます。
そしてお祭りの日に物語が動くことに。果たしてセレスティーヌが選んだのは...?

セットの中で行われる会話劇のようなシーンが多いのですが、ポーレット・ゴダールが美しく、可愛い衣装も似合ってました。お祭りのシーンは楽しい雰囲気が表現されていて良かったです。
鳥を絞めるシーンや広場に集まった群衆にもみくちゃにされるシーン等で残酷な場面もありましたが、上手く処理していた印象でしたね。カメラワークが上手かった~。
没落していく貴族が未だに威張っている感じで、息子を家に引き留めるのに、小間使いや執事を駒のように使うランデール夫人とか、貴族に忠実に従うふりをして、心の中では馬鹿にしている執事とか、社会に対する風刺も入ってるような感じで面白かったです。

前に観たフレンチ・カン・カンとは全然違うジャンル(サスペンス)でしたが、楽しめました。ジャン・ルノワールは初期の作品の方も有名みたいなので、また、借りてこようと思います。


この監督は大好きな印象派の画家ルノワールの次男で、以前、渋谷でルノワール&ルノワール展をやっていて知りました。大好きな監督です。
mimicot

mimicotの感想・評価

3.8
ジャン・ルノワール版を鑑賞。
偏執的で毒っ気たっぷりのルイス・ブニュエル版とは全然違いました。こちらの方がノーマルなのに新鮮に感じるって💦と、笑ってしまった。どちらも好き。

パリジェンヌの香り漂う小間使いセレスティーヌ。
明るくて美人な彼女に男たちは魅惑されることしきり。

野心か恋か。。。

態度をハッキリしないから、男たちの運命をも巻き込んでゆく。罪ですね。。

アップにした髪を下ろしたいの...
不器用に髪をほどき触れるラブシーンにドキドキ❤︎なんだろうあの空気感。素敵*•.❥

ロマンス・コメディからのサスペンス?物語は思いがけない結末へ。お祭りの狂騒が狂気へと盛り上げていく演出が秀悦。

終盤は怖いとも言える内容なのに何故か温もりを感じる不思議な作品でした。
オクターヴ・ミルボーの小説をアメリカに亡命していたジャン・ルノワールが1946年に映画化した日本未公開作品で、1963年にはルイス・ブニュエルが映像化した作品。

パリ娘の小間使いが、新たな奉公先となった屋敷で、生き方を変えて幸せを掴もうとする物語。

主演は「モダン・タイムス」でヒロインを務め、チャップリンとは事実婚となったポーレット・ゴダードで、彼女が演じた小間使いのセレスティーヌは適役だった。

命令に従うだけの使用人ではなく、許せない事には怒り、言いたい事は口にする度胸があり、愛より財産を求めるセレスティーヌ。

屋敷の主人は彼女に一緒にパリへ行こうと誘い、金持ちの隣人は射幸心を煽って求婚。何かを企む執事も病弱な息子も彼女に惹かれる。

求めた幸福が目の前にあるが、捨てたはずの愛もある。

リスの死とガチョウの屠殺で、これから起きる殺人を予感させ、祭りの喧騒の裏でその悪意を描くのが秀逸。

犬猿の仲である隣人とのドタバタ劇や後半のお祭り騒ぎは楽しく、超高速往復ビンタで思わず笑った。

コメディ、サスペンス、ラブ・ロマンスの要素を取り入れ、前半はバランスが良かったが、悪が暴走する終盤はなんだか残念だった。

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