継

デ・ジャ・ヴュの継のレビュー・感想・評価

デ・ジャ・ヴュ(1987年製作の映画)
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原題『Jenatsch』は17世紀に実在した革命家の名で, 日本語では “イェナチュ” と表記されるようです。
謝肉祭のマスカレード🎭に乗じて何者かに暗殺されたと言われる英雄イェナチュ。映画は, 現代と17世紀を行き来する事となるジャーナリスト, クリストフを通じてヨーロッパ史の謎とされるその死に迫ります。

'87年のスイス映画.
ダニエル・シュミットはファスビンダーや蓮實重彦の名がハッシュタグで付いてくる, “そういう文脈で語られる” 監督のようですけど本作は思ったほど難解ではなく, “鈴の音” により時空を超える幻想的な歴史サスペンスは見応えのあるものでした。

思いも寄らぬ “ déjà-vu ” .
コニー・ウィリスという作家が『航路』という物凄く技巧を凝らした小説を書いてるんですけど, 観ていてストーリーの「構造」にはそれに近しいものを覚えました。

た・だ・し、
YouTubeでの鑑賞。

スマホの小さな画面での視聴で魅力をどうこう言える類いの作品じゃないのは明らか(暗部は一様に黒く潰れてマシタ😹)で, スコアは保留とします。
ソフトはVHSのみでネット配信も無く, 上映会や高画質Blu-rayで再鑑賞を試みたい映画, です。
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