oncochi

プレイス・イン・ザ・ハートのoncochiのネタバレレビュー・内容・結末

3.8

このレビューはネタバレを含みます

昔、一度見たきりだけど良かったという記憶あり

サリーフィールドが儚げな未亡人から逞しい綿花業の肝っ玉母ちゃんになるお話
保安官って警察官みたいな身分が保証された職業だと思ってたけど、30年代の世界恐慌時代は殉職しても、家族は何の補償も受けられないのには驚き

家族を養う為、ダニーグローバー演じるちょっと胡散臭いけど綿花栽培に詳しいと自称する流れ者の黒人を雇ったり、自宅を差し押さえられる代わりにマルコヴィッチ演じる銀行の親戚で盲目の退役軍人を居候させる事になったり、天災や息子の非行と目まぐるしく変わってしまった生活に翻弄されながらも真っ直ぐ生きて行くヒロインが素敵

幼い娘さんが意外とすんなり気難しいウィルと仲良くなるのが良い
ウィルも厄介者や庇護される者じゃなくて(そんな悠長な事言っていられる状況の家庭事情では無いのが正確なんだけど) ちゃんと家族の一員として生きていけて良かった
しかも専業主婦だったにも関わらず、ヒロインエドナは料理下手だったという…笑

エドハリスは結構イヤなヤツでビックリ

ラストの教会で人生を狂わせた人、救われた人、被害者と加害者が一列になって聖体パンとワインを回していくシーンがいかにもキリスト教圏の物語だなぁと思った
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