38歳 バツイチ子持ち失業中で
イギリス人恋人のいる男子。
彼を取り巻く愛おしくも哀愁に満ちた
ピースを人生のパズルにはめていくような
4コマ漫画のように詩的にユーモラスに
描くショートエピソード…
スロバキアのマルティン・シュリーク監督作。
バツイチで失業中の中年男トーマスの、諸々問題抱えてる日々を細かな章立て(21章)で描く、可笑しみと哀愁漂う作品。
1.夜明け: 美しい朝日が昇る湖畔に車…
荒れた中年男性の生活が、幾つもの独立した章に分かれ淡々と描かれる。
夢想的なマルティンシュリークの描く現実は、とても詩的で味わい深い。
ガーデンでも見られた父子の関係性は、監督の中で大事な要素なんだ…
不思議扉②この作品が監督2作目(1作目じゃなかったです)らしいがそうは思えない構成と演出、他の人のレビューも参考に。
「ガーデン」では異彩場面を多用していたが、これは対比程度で普通にトーク形式がメ…
「私の好きなモノすべて」
〜最初に一言、シュリーク映画で最も好きなフィルムであり、最も美しい夜明けから始まり、古い世界の肖像とカトリック教。そしてヘーゲルによる世界観、恋人と元妻と息子、ヨーロッパ…
美しい夜明けの映像で始まるこの映画。鉄のカーテンが消滅し、チェコとの連邦を解消する直前、独立と民主化の風が吹き荒れる真っ只中に製作された、まさに夜明けを迎えたスロバキアに暮らす家族を描いた物語。昔の…
>>続きを読むマルティン・シュリーク監督の作品は
『不思議の世界絵図』以来。
個性的な作風だ
何かで(映画を)「文学にも演劇にも表現できない
魔術的なメディア」と語っていた。
確かにそういう雰囲気がある。
「わ…
映画を「文学にも演劇にも表現できない魔術的なメディア」と譬える東欧の奇才シュリークの初期作。妻と離婚して失業中の男が主人公。一緒にロンドンに来るように誘う恋人と、再婚が決まった先妻。
微妙に揺れる…