にっきい

海底王キートンのにっきいのレビュー・感想・評価

海底王キートン(1924年製作の映画)
3.3
ランチタイムは力を抜いて気まぐれに。
こんちはにっきい、お昼ですよ。

最近クソ映画ばかり見てたので、またには楽しい作品を。
活弁字幕付きで見ました。

大金持ちで世間知らずのロロ(キートン)と、海運会社の社長令嬢のキャサリンが、偶然乗り込んだ客船が漂流する。
普段料理もしたことのない2人は、無事助かるのか?って話し。

三大喜劇王チャップリン、ロイド、そして今作のキートンと、結構な数見ましたがコレはかなり珍しい設定。
貧乏だけど心優しい主人公が多いのに、お金持ちの御曹司って初めて見たかも。

チャップリンはドタバタだけど、命懸けってほどのアクションは見た事無いけど、ロイドとキートンはいつ死んでもおかしくないようなアクション。
今作は漂流した客船が舞台なので船から海に落ちたりとホント危険なシーン満載。
クライマックスは漂流した船が辿り着いた島は食人族の島で、食人族とのバトルでてんやわんやの大騒ぎでした。

でタイトルの海底王なんですが、客船が座礁して沈没の危機になった時、キートンが潜水服を着て潜って修理をするシーンがあるんです。
途中カジキマグロと闘ったり、大蛸に襲われたり、海中でもアクションを見せてくれました。

食人族との闘いは多勢に無勢、正に捕まりそうなその瞬間、海から現れたのは潜水艦。
潜水艦に無事救助されておしまい。

潜水艦は一部しかでてこないのでホンモノではないと思いますが、ほぼ全てのシーンが客船でのロケ、しかも食人族はかなりの数だし、攻防も凄かったし、おまけに海中のシーンまであるんだからかなり大掛かりな作品でした。
今のハリウッド大作に引けを取らないような映画でした。

勿論何時ものコミカルな動きで笑わす部分も、かなり楽しかったのです。
にっきい

にっきい