15歳の少女を巻き込んで何してんだよ！と言いたくなる話だった。その当時のフランスだったら受け入れられたのかもしれないが、今の感覚では正直どうかと思うような作品だった。
しかしポーリーヌを演じたアマンダ・ラングレの魅力が炸裂しているのは良かった。彼女の15歳とは思えないセクシーさや大人びた雰囲気は本作のストーリーをありにしていた。大人の中に混ざっていても全く違和感がなく、成熟した大人の女性のようだった。
話の内容自体はどうかと思うが、その構成は良かった。「他人の情事を目撃する」という出来事を一つの軸にして物語が展開するので同じような場面でも気まずくなったり、笑えたりと良くできていた。
最後の場面はポーリーヌが全てを知っているが故にマリオンを見つめる視線にマリオン以上に大人な優しさを感じた。
