けんけん3号

ブルーバレンタインのけんけん3号のレビュー・感想・評価

ブルーバレンタイン(2010年製作の映画)
3.7
U-NEXTで見る作品を選んでたら巡り合った作品。カップルの破局の物語。出会ってから幸せいっぱいで明る未来を信じて疑わない2人と、現在の壊れた関係になってしまった2人を交互に見せていく珍しい描き方をしている。そのせいで、限界を迎えている2人の切なさがリアル過ぎて、いたたまれない。特にホテルでの2人は痛すぎる。あの気持ちのないシンディを演じるミシェル・ウィリアムズの凄さったら!そして拒絶され、身体じゃなく心を求めるディーン。切な過ぎ!
ライアン・ゴズリングのあのだらしない感じ、役も合ってたけど、演技も上手かった。ラストのフランキーも可哀想過ぎて泣けてくる。一番の犠牲者かもだからね…。自身も一回経験しているので、色々と振り返ってしまい、なんとも言えない気持ちになってしまった。作品の伝えたい事なんて考える余裕がなかったよ…。いろんなもの失ったし、いろんなもの得たしね…。あっ、でも現在、幸せかな?