WOWOWオンデマンドで見つけた藤竜也主演のコメディ。「龍三と七人の子分たち」での藤竜也のコメディぶりが良かった印象があり、期待して鑑賞。藤竜也はじめ、石倉三郎、小倉蒼蛙、山口果林らは安定の演技。さらに森次晃嗣、大門正明まで個性豊。森次晃嗣が自宅で使う老眼鏡が赤なのは、ウルトラアイを意識してるのかな？久しぶりの大門正明はだいぶ大型になり貫禄たっぷりで驚いた。若手では本田望結が頑張ってたよ～。物語は青春時代にラグビー部だった老人達が、ゲートボールでもう一度輝くというもの。現在の老人にまつわる話というと、詐欺だ、事故だ、孤独死だ、などと悪いものばかり。本作はそんな世の中の老人たちに希望を与えるもの。ゲートボールになぞらえ、人生、何かを始めるのに、遅いことなんてない！皆で頑張ろう！そうすれば周りも幸せ！って具合。ベテランの役者陣があえてベタを演じる心意気は素晴らしいんじゃないかなぁ。そんな気持ちで微笑ましくなった。サクッと楽しめるコメディたが、話は昭和のご都合主義。そんな展開もご愛嬌かな…。ベタベタな作品だが、あえて、こういう明るくなれるのもありかなと思った。そんな作品。
