最初コピーのシーンからしてどう考えても良い映画が始まるという暗示だったし、離婚協議をこちらに向けるという鑑賞者を自然と映画の中に引き込むスタイル脱帽すぎる。
人々が嘘をついたり、やるつもりのない暴…
子供のためと云いつつ、結局は大人の保身というトコロが卑怯だよね。しかも、ココぞという時に娘に決定権を委ねるって……いっそギャーライ先生に面倒みて貰ったらいいんじゃないかな、テルメーちゃん。
それに…
イランの映画。めちゃくちゃ良かった。
少し前に観た「判決、ふたつの希望」というレバノンの映画に似たストーリー。
一つのかけ違いが大きなかけ違いになって後戻りできなくなってしまうよっていう戦争の多い自…
あなたを守るため 一緒に居るためってついた嘘は 結局誰のための嘘だったのか
ひととひとの諍いを 正しく判断するのには無理があるよな 子どもの喧嘩と何ら変わらない
認知症の父の身体を洗いながら涙…
それぞれの歯車の掛け違い。
当事者と周りの関係者による目線の目違い。
宗教や資本主義による台詞がちょこちょこ挟まる、主人の職業も銀行員という明らかに意図した設定ということもあって根本の原因は資本主義…
コーランというのは、近代化した(世俗化した)人間の良心を問い直す装置としても機能するのである。
『別離』『セールスマン』『誰もがそれを知っている』、ファハルディ監督作品の特徴をあげるなら、悲劇に対…
このレビューはネタバレを含みます
© 2009 Asghar Farhadi