ToSh

アンタッチャブルのToShのレビュー・感想・評価

アンタッチャブル(1987年製作の映画)
4.0
エリオット・ネスの自叙伝を映画化

舞台は禁酒法時代のシカゴ。
酒の密造や密輸によって莫大な利益を上げ、シカゴを牛耳るギャングのボス、アル・カポネ(ロバート・デ・ニーロ)。
財務省から送り込まれた捜査官エリオット・ネス(ケビン・コスナー)は捜査チームを組織し、カポネ逮捕のために奮闘する。
ネスの捜査チームはやがてアンタッチャブル(The Untouchables=手出しできない奴ら)と呼ばれるように。

音楽は映画音楽の巨匠エンニオ・モリコーネ。
オープニングのイントロ、一瞬たりとも目が離せない、何かとんでもない事件が起こるような予感を感じさせます。

カメラワークが結構凝っているのは本作の見どころの一つ。カメラが移動して被写体を追跡しながら撮影する"トラッキングショット"が多用されているのが印象的です。

忘れてはならないのはユニオン・ステーションでの銃撃シーン。
このシーンでのアクション、カッティング、スローモーションによって生み出される緊張感。

凝ったカメラワークと、俳優陣の好演、モリコーネの音楽によって、軽快な娯楽作品としてまとまった"ヒーロー映画"です。


「ギャングスター映画祭」にて鑑賞
ToSh

ToSh