ヨダセアSeaYoda

汚れた顔の天使のヨダセアSeaYodaのレビュー・感想・評価

汚れた顔の天使(1938年製作の映画)
4.3
"私が何を教えても無駄だ。彼らは楽な道を選ぶ。盗みや銃が近道だ。"

"これは天国で生まれる勇気だ。英雄的な勇気とは違う。私と君と神だけが知る勇気だ。"

【STORY】
 悪さを繰り返していた少年コンビ、ロッキーとジェリー。ある万引きの際、足が早くなかったロッキーだけが警察に捕まり、服役する事に。
 ロッキーは刑務所から出てギャングスターの道へ着実な一歩を踏み出すが、再会したジェリーは神父として人々に慕われていた…


【一言まとめ】
●もし足の速さが違ったら…
●違えた立場、変わらぬ友情
●為すべき行いとは、本当の英雄とは。


【感想】
《"天使"がタイトルに入る映画3貫》1貫目

 もしロッキーの足が速かったら…?
 そう考えずにはいられません。

 同じ立場だった2人が、ちょっとした違いだけで全く別の人生に進み、そして今でも、2人の間には確固とした友情が続いている。
 2人の関係が切なくも熱く、深いドラマを生む傑作でした。

 すれ違ったりしながらも互いを強く認め合う2人の関係性に憧れます。かっこいい。


 悪ガキ達に英雄視されるロッキーが、本当に為すべき事とは…?
 それを考えてロッキーに提案できるジェリーも本当に偉大ですよね。素晴らしい物語でした。

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観た回数:1回
直近の鑑賞:U-NEXT(20.11.13)
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