おおこうち

草迷宮のおおこうちのレビュー・感想・評価

草迷宮(1979年製作の映画)
3.5
西瓜、月、石、球体、乳房。丸い表象をこれでもかと表現。明の二面性、それはイデアと現実、主観と客体の二面性を表す。母の喪失と父の喪失は、この世に対する不信感を表す。我々も明少年のように失われた過去の自分の心情を追い求めて生きているのであろう。ノスタルジーとは何かと子に問われれば間違いなく今作を子に見せたいと思う。
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