ひろゆき

トムボーイのひろゆきのレビュー・感想・評価

トムボーイ(2011年製作の映画)
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銀幕短評(番外)

残念映画を9本行きます。だいたいこのくらいの本数がたまったら まとめて書きます。

残念映画というのは、最後まで観とおしたのだけれど 感想文を書くほどの特段の感興がわかなかった映画、あるいは肌があわなくて途中でリタイアした映画を、わたしはそう呼びます。わたしの中では、無縁墓地に合同埋葬する あるいは死体を川にそのまま流す、そんなイメージの映画たちです。ではさくっとまいります。


「BLUE/ブルー」
2021年、日本。1時間47分。
だいたい64点。
ボクシングもの(松山ケンイチ、柄本時生、東出昌大)で、吉田監督もの。これで同監督の主だった映画はひととおり観たのですが、本作はちょっとぴんとこなかったですね。新作「神は見返りを求める」に期待しましょう、岸井ゆきのさんだし。


「浜の朝日の嘘つきどもと」
2021年、日本。1時間54分。
だいたい42点.
みなさん絶賛なんですが、張りぼてっぽい筋がどうも合わなかった。大久保さんもまったく合わなかった。


「積むさおり」
2019年、日本。40分。
だいたい60点。
家事はおんなの職分 という差別の考え方の根づよい刷り込みがみられます。女性は観ないほうがいい映画です。


「はちみつレモネード」
2020年、日本。15分。
だいたい65点。
むすめと母の情愛をコンパクトに語る。
「わたしは光をにぎっている」69点 で、わたしが就職相談にのった大学院生はこの女の子ですよ。この春からIBMで働きます。さすが理学部数学科はすごいなあ。


「滑走路」
2020年、日本。2時間。
だいたい65点。
もう内容をわすれました。いじめだったかな。


「パワー・オブ・ザ・ドッグ」
アメリカ
三分の一まで。オスカー取ったら、残りを観ます。


「マリッジ・ストーリー」
アメリカ
三分の一まで。もう観ません。


「クレヨンしんちゃん 伝説を呼ぶブリブリ3分ポッキリ大進撃」
2005年、日本。1時間28分。
コーヒー屋さんで女の子に勧められて、オオ ついに しんちゃんデビューか、と感慨にふけったところが、しんぼうが3分ポッキリもちませんでした。「温泉わくわく大決戦」も勧められましたが、聞き流しました。


「トムボーイ」
2011年、フランス。1時間22分。
だいたい65点。
この子は魅力的ですね。生きたいように生きている。じぶんの可能性をつねに試している。天衣無縫だといえる。この子の進取の気性の芽を摘むべきではない。おかあさん まちがってるなあ、と思いますよ わたしは。でも10年もむかしのフランス映画が、どうしていまごろ配給されるのでしょうね。あの子は いまごろどう成長しているだろう?


ということで、今回は9本のうち完走したのは6本でしたね。なかなかわるくない数字ですよ。飽き性だとか こらえ性がないとか、みなさんはわたしのことを わるく思うかもしれないけれど、まさにそのとおりです。でもだいじょうぶ。つまらん映画をどんどん途中で見限っても、これから観たい映画のリストはギッチリと うまっていますから。さらにリストにのぼってきてさえいない、未開の平野はどこまでもつづいているので。

また いい映画を教えてください。タイムライン、楽しみに見ていますよ。
ひろゆき

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