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ガマの油ののんchanのレビュー・感想・評価

ガマの油(2008年製作の映画)
3.6
🌟役所広司の初監督作品🌟

実は昨日この作品を観る前に、当時のAERAの特集記事を購入して読み切り、初監督をするにあたりの役所さんの心構えなどを身に染み込ませ臨んだ☺️

約2年の企画構想期間を経て完成させた作品は、ふとした勘違いから起きる出来事の顛末を描くハートフルファンタジー✨
(ファンタジーが苦手な私は、何でこーなるの?と言う部分も確かに多かったけれど😅結局の所、役所広司という温かい人間性が全部詰まった内容なんだと納得したので、若干甘めな評価かも知れません💦)


1日に何億円も稼ぐデイトレーダーの拓郎(役所)は、気立ての良い妻・輝美(小林聡美)と心優しい息子・拓也(瑛太)と、プールのある大豪邸で幸せな日々を送っていた。ある日、拓也が交通事故で意識不明の重体に陥ってしまいその後他界する。拓郎は、拓也の携帯に架かってきた恋人・光(二階堂ふみ)からの電話に出てしまい、思わず拓也になりすましてしまう...


役所広司は当時53歳💫髭に少々白髪が混じってきたかな?程度で、身体はスリムだし、変わらぬ色気がムンムン😍
観る人それぞれが、夫にしたり、恋人にしたり、はたまた父親に変換したりして楽しめると思う。こんな素敵な人はどう言う対象であれ居るはずないけどね😅

配役について役所さんが語った記事を転記
「小林さんはデビュー当時から大ファンで、いい女の代表だと思う。瑛太君はこんな子が自分の息子だったらなと思える青年だし、僕と同じクセ毛で親子役にぴったりだと思った(笑)」

親友である益岡徹はタイトルの『ガマの油』売りという特殊な役。小林聡美(二役)と一緒に着物姿で、昔の本当に居た油売りをファンタジー色で演じる。
ガマの油売りのおじさんは、拓郎の悲しい出来事とやさしい嘘を察知し、時空を超えて現れる。

二階堂ふみは当時14歳、映画初出演。ほぼすっぴんでまだ芋っぽくて可愛らしい。

光の祖母役に八千草薫を使って、ほのぼのした日本の昭和感を醸し出している。
仏壇に手を合わせる🤲事。この現象は日本古来。ラストも仏壇にキャストが並んでいる😂

拓也と光が2人だけの恋人会話を楽しむのだけど、亡くなった後は拓郎が光とその会話を続ける。そして光に「愛してる💕っていっぱい言わなきゃないんだよ‼︎」と言われるままに何度も言わされる🤣
その中の本気モードの『愛してる❤』があの声で言うもんだから、溶けそうになったわ💓今もずーっとリピート中💘


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2021-88
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