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犬の生活のOSHOのレビュー・感想・評価

犬の生活(1918年製作の映画)
4.2
面白かった。
30分程の映画で4点以上つけたのは、たぶん初めて。
本当に面白かった。

・小さなチャップリンが小ささを活かして警察官から逃れるシーン
・屋台のパンを盗み食いするシーン
・二人羽織しながら相手を倒すシーン
はコメディとして名場面だった。
犬のシッポでドラムを叩くシーン、女がダンスが下手すぎるのも大笑いした。

チャップリンの映画はコメディでありながら、その裏に悲哀も含んでいるけど、今作はどストレートにホームレス役。
ホームレスのチャップリンが、犬たちからいじめられている犬を助けて(その犬に自分を投影させたという設定でしょう)、
そして、歌は超上手いけど、純情すぎて不器用な女に恋をする。

この2人+1匹の関係も凄く良い。
(100年以上前の映画だし、現代なら動物虐待と言われてしまうようなシーンもあるけど…)

ドリフターズ(特に志村けん)がやりたかったことは、これなんだな…と思ったし、100年前にその先の笑いが完成されていたのだと知った。

※Filmarksは30分とあるけど、私は39分版の映画を鑑賞
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