どーもキューブ

男と女のどーもキューブのネタバレレビュー・内容・結末

男と女(1966年製作の映画)
5.0

このレビューはネタバレを含みます

*3レビュー合体版。長文注意。
*前回レビューの「いいね」削除すいません。新たにあげました。


好き好き!クロードルルーシュ「男と女」


好き好き!「男と女」という事で、私の好きな作品を語り尽くそうという

このシリーズ。


今回は、
「ダバダバダ、ダバダバダ」
でお馴染み!


私は日本中の女性にみてほしい
恋愛映画の一本がコレ!レンタルに困ったらコレ!ただし冒頭15分ぐらい見て、これなんか違うと思ったら鑑賞ストップしてください。



クロードルルーシュ監督脚本
1966年「男と女」
カンヌグランプリ
アカデミー外国映画賞、オリジナル脚本受賞でございます。


物語は、こんな感じ。
お互いの子供を預けている寄宿学校に訳あり男女が出合い、車で帰る。

そこにいつしか男と女の関係が始まってしまう。みたいな導入。さてさていかなることに!

本当に大好きな作品でして、
何が良いって
雰囲気
音楽
あたし前!(あたりまえ)
男優女優あたりまえに良く!
モンタージュ、音楽シーンく○!良い!
パートカラー
恋愛のせつなさ
過去を反芻
過去の告白、自問自答
女性を魅了する
女性を軽蔑する
女性を愛する
女性を思いかけつける

そんな恋愛の素晴らしいエッセンスを
無駄に長いと思われる(冷静に俯瞰視するとですがね、)音楽シーン、音楽フランシスレイのキャラクターを包み込むその音色の全て素晴らしい。


音色で全てのシークエンスが
わかる
包み込む
包み込まれる
楽しくなる
悲しくなる
なんて良いんた゛あのサントラ!
なんて可愛いアネクエーメなんて素早いジャン
なんて子供の使い方がこんなに上手なんルルーシュ。
なんて冒頭のクレジットく○カッコイいだ、この野郎!(誉めてます、ほめちぎってます)このクレジットだけで30回は見てますね!
てな感じなんです。



本作の魅了、散文調に言葉羅列すると。
とにかく恋愛に関する映画で
私が大事な要素
お互いが影響しあう
お互いが過去を引きずり
過去をさらけだしあい
お互いを思いやる
あたりまえな男女の心象現象を
モンタージュにとけこませているのが
本当に芸術的であり、素晴らしい恋愛映画だと思っているんです!本作!

出会いはYahoo!レビューには書いたんですが、高校の時原田知世さんのラジオからでしてこの曲流れて
レンタルで何の気なしに見て
雷に撃たれたようにショックでした。
すぐダビングしましたね。

なんなんだこの映画のセンスは!
ヨーロッパ映画の素晴らしさを知った一本でもありましたね。十代の多感な頃に出会えたのも味噌でした。
すぐサントラ購入!兄貴も持ってました。サントラ。VHSダビング、サントラ購入。DVD購入。
「午前10時の映画祭」鑑賞済み
みたいな履歴。
10回は見てますね。とにかく素晴らしい作品です。

クロードルルーシュの素晴らしい情熱が切り取られている。

特典映像では、非常に悩んでいた時期で
迷いに迷ったあげく
車でドライブして、疲れて寝て起きた
海岸ばたで 朝、
犬を連れた女性を見た
時から一気にインスピレーションを繋げたそうです。

カンヌ映画祭グランプリそうそうたる賞レースを制覇した恋愛映画の基礎映画になりました。

ちなみに続編はみないでね。かなりがっくりしますんで。本当に本当に蛇足駄作であります。味はありますがね。ちょっとがっくりハンパないです。「続男と女」は、、、。勇気あるかたはどうぞ。意外に続編3、4作あります。


私は写真にあるボサノヴァ風な音楽になり

カラーシーン
馬に乗ってるシーンがとっても好きです。

ここでフランシスレイの音楽が 数々のボサノヴァプレーヤーの名をあげ、アイラブユー的歌唱を繰り広げます。何回みても好きなシーンです。

まあ映画では物語的に回想シーンですがね。単なる音楽シーンなんですが、馬の疾走感とカメラワークとボサノヴァ愛がなんか画面に通り過ぎているような錯覚がおきますね。このシーン好き好き。ラストも好きです。


いやいややっぱり 好き好きシリーズ
文字をうってると
饒舌情熱饒舌になってきますね
タイピングする携帯の文字変換がはやくなる感じです。

とにもかくにも
クロードルルーシュの「男と女」という作品が大好きなんですぅ
伝わったでしょうか?
是非世の女性の皆様必見の恋愛ムービーでございます!ぜひ



以上、2013/10/5(土)
午後 11:41レビュー



「クロードルルーシュの男と女」

行ってきました。劇場鑑賞2回目のクロードルルーシュ監督、「男と女」見てきましたあ。


ブログを調べると前回は、2011年に見に行ってました。もはや12年前!

今回は、前のほうで、かなりかぶりつきスタイルで見たいという事で。前から5列めくらい、前に誰もいない状態で、ホームシアターなみのくつろぎで見てきました。


今回、「男と女」とベルトリッチの「暗殺の森」をペアリングして紹介。おそらくジャンファンが選出してますね。

襟川クロさんでしょうか?
2023年10月下旬ティジョイ新潟でみてきた。


毎回書いてるんだけど、本作の特徴、音楽フランシスレイの存在だ。もうミュージカル映画のようだ。

今回音楽シーンに、字幕がついていて、完全に台詞の代わりになっていた。

ジャンとアヌークエーメの心情を代弁してるかのよう。



最初ふたりは、子どもに話しかけている。

 エーメは昔話をして、娘にかみつく。

ジャンは偉そうに車で何処行こうか話しかける、運転は幼い息子に。 


カメラワークのシンプルな寄りと引きを繰り返す。フランシスレイの 音楽シーンは多用される。


ジャン、彼はレーサー。エーメは、映画の裏方?なんかな?夫をサポートしている。


ふたりの過去を巡るモノクロ画面の問いかけにカラーな過去画面が雄弁に理由を語り出す。この語り口をみる映画だ。



ジャンのシーンなんてほとんど車がレース場で爆走し、話し合ってる風な映像ばかり。

からのエーメを思い出し、電話をかけ、会いに行く。恋愛映画における、会いに行く映画だ。


愛してるのサインの如くのライトを何度も照らすジャン

ふたりは抱き合う素晴らしい出会い。フランシスレイの音楽。多幸感しかない。


だけどふたりは、性交するもエーメの顔を執拗にうつし、過去の旦那の絡みが映し出され、拒否られる。これも素直で丁寧な拒否理由、前の旦那がわすれられませんモノローグ。


前の旦那さん(俳優)と思い出が次々とうつる、カラーで。  

拒否られたジャンは、なんていう女だみたいな心境で駅までおくる。


そしてまたまた会いたいから駅に行く、素晴らしいラスト。


こんなカットないけど、ラストからまたこんな日常が続いているようなラスト

わたしは、ラストがふたり抱き合うと後ろの背景が白くなるんですが、とても好きで、周りを溶かしてるかのような心象風景みたいで、とても素晴らしいと思ってます。幸せの多幸感の絶頂のような表現にみえてます。


このお互いの子どもが仲良くなってるのも重要

2人が仲良く抱き合ってるのよね、さきにね、さきにね、ラブストーリーの主役ふたりより仲良くなる。

あと この子どもの会話結構な尺できかせるのも面白いところ。


コカコーラ、コカ、 コカコーラ、

英語で言ってごらんとジャン。


今回みて改めて、こんなに音楽きかせるラブストーリーは、あんまないんじゃないのかな?というのと。

ふたりの表情 と会いに行くで成立してるかのようかクロードルルーシュの素晴らしいマスターピースな映画 でした。


涙浮かべ、劇場を後にしました。しっかりトイレも途中いきました。


「暗殺の森」より「ラストエンペラー」がいいなあ、ベルトリッチなら。  




さて
クロードルルーシュの男と女
劇場鑑賞2回目
改めて
好きな映画を劇場でみるは、
圧倒的に気持ちが良い体験でした。

まさに、映画って本当にいいもんですね!という水野晴朗の言葉を思い出した。


フィルマークス追記
「七人の侍」も2度見た作品。なんですが、やはり

自分が好きな映画

を劇場スクリーンで見るは、
精神衛生にいいですね、気持ちいいっすね。
前の方だったからか、音もやや爆音気味の感覚でよかったっすね。
だから
「午前十時の映画祭」大好きなんですよねえ~!(午前だから行くの大変あるけど、あるけど、行くわけです)
 
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