ダンサーで賭博好きのラッキー・ガーネット(フレッド・アステア)は結婚の許可をもらうためにニューヨークで2万5千ドル稼ぐことになるが、そこでダンス教師のペニー(ジンジャー・ロジャース)と出会い一目ぼれする。2人はナイトクラブに出演して親密になるが、次第に貯金が溜まり婚約者がニューヨークに現れる。
アステアとロジャースの黄金コンビによるハッピーミュージカル。
ロマンスはもどかしいし、お笑い担当のはずのポップとメーベルが面白くないんだけど、2人の見事なダンスで満足できちゃう作品だ。特にダンス教室での流れるようなステップが大好き。
この映画は特にアステアの優雅さが前面に出ていて、彼の歌もまたロマンチックだ。
それにジンジャー・ロジャースが、いったい何回転してるんだという激しく流れるような動きを涼しい顔でこなしてるのが凄い。彼女が洗髪してるシーンで分かるとおり、美しさも絶品だ。
そして、後に「陽のあたる場所」や「ジャイアンツ」を撮るジョージ・スティーヴンスが監督とは思えないような、バカバカしくも大いに笑えて、みんなが平和なラストが大好き!