たくみ

フォロウィング 25周年/HDレストア版のたくみのレビュー・感想・評価

3.4
【騙し騙され騙されて】
ノーランでも自主映画撮ってた時期あるんですね。
手ブレの感じがノーラン映画では新鮮。

デビュー作なのにノーランがノーランし過ぎててちょっと引きました。
お得意の時系列ぐちゃぐちゃを中軸にミステリーが展開されていきます。

ミステリーでこの手法を使うと良い所と悪い所があると思ってて、興味の持続は最後まで続くので謎解きを楽しめます。
逆に、新規情報が後からどんどん追加されていくので、ネタバレされた瞬間に「それじゃなんでもありやん!」って最後に急激に冷めます。
ノーランの”時系列ぐちゃぐちゃ”は世界の拡張ができるSFの方が合っているのかもと感じました。
だからこそ『インセプション』『インターステラー』『TENET』などに辿り着いたのかな。

70分ですら観やすくはないのが本当にノーラン映画だなと感じました。

【その他メモ・独り言】
・ストーカーせんかったら良かったのにね。
・旧作やのに2000円しっかりとられるのは解せん。
・ドアのエンブレムバットマンなんて運命やん。
たくみ

たくみ