taka

死刑台のメロディ 4K リマスター・英語版のtakaのレビュー・感想・評価

4.0
高校生だった50年前に見た映画をこうして再び見ることができて感動ひとしおでした。こんな理不尽な事件があったこと、それに対して市民の側からの救援運動が起こっていたことに高校生ながら感動したことをジョーン・バエズの主題歌と共に鮮明に覚えています。
映画は裁判劇として構成され、警察、検事、裁判官、州知事の権力の壁と共に捏造された証言の信憑性が問われていきます。しかし権力の壁は厚く、ラストは冷ややかな視線の中で電気椅子にかけられる主人公をあえて淡々と描く一方でジョーン・バエズの力強い主題歌が響き、観客にその不条理を訴えてきます。
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