ガブXスカイウォーカー

バレンタインのガブXスカイウォーカーのレビュー・感想・評価

バレンタイン(2001年製作の映画)
3.6
今作は、同級生の女たちが中学校時代にいじめた男に次々と殺されていく、良く言えば王道、悪く言えばありがちなスプラッターミステリーである。これを安心して鑑賞できるか、飽き飽きするかは意見の別れるところだ。いずれにせよ、ラストで殺人鬼の正体がわかるのでエンディングクレジットまでモニターを消すべきではないだろう(ヒントは鼻血)。

今作をそこそこ楽しめた俺のポイントは以下の通り。
・キューピットのマスクを被った殺人鬼の様々な殺し
・殺人鬼はなぜか誰かを殺す度にマスクの下から鼻血を垂らす
・主人公、ケイト・デイヴィス(マーリー・シェルトン)を始め殺される女たちは性格が悪い
・出てくる男たちも女とやることばかり考えているクズばかり。無能でハゲのセクハラ刑事までいる
・水道やシャワーが止まったのでやむをえず便器に頭を突っ込んでシャンプーを洗い流すケイト
・最初に殺されるのは当時、人気上昇中のキャサリン・ハイグル。『スクリーム』(1996年)の最初の犠牲者のドリュー・バリモアを意識してある程度有名なキャサリンを起用したのではないか?
・主人公のカレシのアダム役はデヴィッド・ボレアナズ。海外TVドラマ『バフィー 〜恋する十字架〜 』(1997年 - 2003年)、『エンジェル』(1999年 - 2004年) 『BONES』 (2005年 - 2017年)が有名
・殺人鬼の中学生時代はガリ、眼鏡、出っ歯、いじめられっ子で俺そっくり(涙)