かくしごとを配信している動画配信サービス

『かくしごと』の
動画配信サービス情報をご紹介!視聴する方法はある?

かくしごと
動画配信は2024年4月時点の情報です。最新の配信状況は各サイトにてご確認ください。
本ページには動画配信サービスのプロモーションが含まれています。
目次

かくしごとが配信されているサービス一覧

かくしごとが配信されていないサービス一覧

Prime Video
U-NEXT
DMM TV
Rakuten TV
FOD
TELASA
Lemino
ABEMA
dアニメストア
Hulu
Netflix
クランクイン!ビデオ
JAIHO
ザ・シネマメンバーズ
スターチャンネルEX
みるアジア
WOWOWオンデマンド

かくしごとの作品紹介

かくしごとのあらすじ

絵本作家の千紗子(杏)は、長年絶縁状態にあった父・孝蔵(奥田瑛二)の認知症の介護のため、渋々田舎に戻る。他人のような父親との同居に辟易する日々を送っていたある日、事故で記憶を失ってしまった少年(中須翔真)を助けた千紗子は彼の身体に虐待の痕を見つける。少年を守るため、千紗子は自分が母親だと嘘をつき、少年と暮らし始めるのだった。 ひとつの“嘘”からはじまった千紗子と少年、そして認知症が進行する父親の三人の生活。最初はぎこちなかった三人だが、次第に心を通わせ、新しい家族のかたちを育んでいく。しかし、その幸せな生活は長くは続かなかった。 許されないとわかっていても、なぜ彼女は嘘をついてまで少年を守ろうとしたのか。そして、このひとつの嘘から明かされていく、それぞれの<かくしごと>とは―。ラスト、彼女が知る真実に、あなたもきっと涙する。

かくしごとの監督

かくしごとの出演者

原題
公式サイト
https://happinet-phantom.com/kakushigoto/
製作年
2024年
製作国
日本
ジャンル
ドラマミステリー
配給会社
ハピネットファントム・スタジオ

『かくしごと』に投稿された感想・評価

KUBO

KUBOの感想・評価

4.2
今日の試写会は『かくしごと』完成披露試写会。

鑑賞前の舞台挨拶で、キャスト自身が口々に本作を称賛しハードルを上げてくるから、かなり期待値を上げて見たんだけど…、

ラストシーンにやられた! 本当の『かくしごと』とは何なのか? そして、あの杏のラストショット、痺れた!

車ではねた子供に虐待の後があったとしても、さすがに自分の子供として育てるなんて覚悟できる(?)なんて思って見てたら、この女、過去に傷を抱えていたのか。

ひとつ屋根の下に、事故で記憶を失くした少年と、認知症で記憶を失った父。記憶を失くした者たちを娘であり母である千紗子(杏)が繋ぐ擬似家族。

私も祖母に「どちら様ですか?」と初めて言われた時はぞっとしたのを思い出した。

私の父も晩年は排便もままならず、奥田瑛二と杏の姿が、我が父と妹に重なった。

幸せな家族の日々が続けば続くほど、崩壊への序曲が聞こえてくるようで怖い。

そして「その日」がやってくる!

「老人介護」「児童虐待」という重いテーマを抱えながら、観るものに「あっ」と言わせ、感動を呼ぶミステリーでもある。

「杏」、子役の「中須翔真」、「奥田瑛二」、三者の演技が「神」!

『かくしごと』は6月7日公開予定。映画ファン必見の傑作です。
UUU

UUUの感想・評価

4.3
「認知症は救いなのかもしれない。」
ミステリー作家が描く感動作!そのかくしごとは罪か愛か?

▼あらすじ
作家の千紗子は父が認知症を発症し、介護のために田舎に帰る。ある事故により記憶喪失の少年と一緒に暮らすことになるが、千佐子は少年に自分が母だと嘘をつく。歪な3人の共同生活が始まる。

▼感想
完成披露試写会に招待頂きました!ありがとうございました!

すごい映画を観た。
「認知症患者」、「児童虐待」という現代社会の2つの課題、問題を扱った感動作だった!

特に自分は「認知症患者」について考えさせられた。
千佐子と認知症患者の父の生活はリアルすぎて少し苦しかった。だけど、千佐子と村のお医者さんが認知症患者について語るシーンは忘れられない。自分の親がもし認知症になったら、この映画をもう一度見てから向き合おうと決めた。

この映画のすごいところはただの感動的なヒューマンドラマでなく、ミステリー要素も上手く盛り込まれているところ!原作小説の「嘘」はミステリー作家が描く感動作と言われているが、まさにその通りだと思った。ミステリー映画好きにも楽しめる作品!

主演の杏の演技は特に「顔」が印象的だった。物語冒頭は独身のキャリアウーマンのような顔つきが、徐々に母親の顔つきになっていった。トークショーで杏が「今の私だから演じれた。」とおっしゃっていたが、その意味を演技を通して確かに感じた。自分の杏の代表作品はこの映画になった。

試写会後はなんと関根監督とお話しする時間が!だけど、緊張と鑑賞直後で気持ちが整理できていなくて全然感想を伝えられなかった。
このレビューがいつか関根監督に見てもらえるといいな。

▼お気に入りのシーン
初めて千佐子が息子を抱きしめるシーン!
このシーンで千佐子の顔が母親の顔になった。
さよこ

さよこの感想・評価

4.8
【Fan’s Voice独占最速試写会にて鑑賞🎬】
この日の試写会は関根監督のアフタートークがありました。下の方にレポートしているので、ぜひ読んでもらえたら嬉しいです🙌

👶全体の感想
杏さん演じる主人公の子供への接し方がとても優しくて、それが主人公の過去から連なる贖罪のようにも思え、胸がキュッと締め付けられた。そして自分の気持ちをいくら隠してもふとした瞬間に溢れてしまい、とても切なく、愛に溢れた映画だった。

👶かくしごと
ホントの出来事、ホントの気持ち、ホントの関係…それぞれの登場人物が少しずつ隠し事をして、でもずっと隠し通せるものなんてこの世にほとんど存在しないわけで…ようやく幸せのかたちを見つけたと思ったときの主人公の安堵と希望、そして刹那的な2人の思い出に時折涙が溢れ出た。

👶コントラスト
物語を表すキーワードをあげるとしたら、介護、育児、隠蔽、虐待…など物騒なものがいくつか含まれる。なのに家から見える風景は、緑が美しく、川は澄み、物語と風景の美しさがある種のコントラストになっていてとても良かった。

👶年老いた老人
自分の自覚していないこと、覚えてないことで、気付けば誰かに怒られたり、頭では分かってるんだけど自分じゃどうしようもない状態って、たぶんお互い幸せな結末を迎えるのは難しいと思うんだよね。ほんとにこの状態で生きることが幸せなのかって言ったら自分はNOだし、かといってこの状態の自分が命を断つことができるかっていうとそんな判断できないくらい朦朧としているわけで。生前遺言みたいに、延命しないでください、認知症になったら終わりにしてくださいってできる制度があったら良いのにね。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
📝この先、アフタートークレポートです
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

最初の2つは映画ジャーナリストであり司会をされて立田敦子さんからの質問で、3つ目以降は会場にいた人からの質問です🙌

質問)この作品である原作の小説のどのあたりに魅力に感じて映像化されたんでしょうか。
監督)自分の人生において、引っ掛かることが2つあって、小説ではどちらも含まれていたんです。自分(監督)には両親がいたけど、二人とも働きに出ていたので祖父に面倒見てもらっていて。僕が中高生くらいになると祖父が認知症に、まだその頃は痴呆症と呼ばれる時代ですね…になって、当時の自分がこの小説に書いてあるようなことを分かっていれば、あのとき自分には祖父に何かできたかもしれないという想いがずっとある。それと、児童虐待も僕にとって引っ掛かりの1つで、そういったニュースを見た日は眠れなくなることが多くて。自分に子供ができる前からすごく気になっているテーマで、小説では千紗子の視点になって描かれているんですが、その千紗子のパーソナルな部分に惹かれました。

質問)映画のタイトルはいかがでしょう
監督)‍🏫原作の小説は『嘘』というタイトルなんですけど、映画化するにあたって『かくしごと』に変えました。それは原題だと観てる人は"ウソ探し"をしながら観てしまうと思ったから。この物語は嘘の視点だけにとらわれずに見て欲しいと思っていて、映画を公開するときに"嘘"がミスリードにならないようにしたいと思い、原作の方に了解を得てこのタイトルになりました。

質問)この重大な2つのテーマを描くにあたって、どのようなリサーチをされたのでしょうか。
監督)この映画はプロデューサーと二人で作っていきました。プロデューサーから「この小説を映画にできませんか?」とお話があったのがきっかけで。リサーチでいうと児童虐待の研究会を開いて、先生に公演をお願いしたり、どうやったらこういう痛ましいことが起きないようにできるのか?などのお話をお聞きしました。認知症はグループホームに見学に行って取材をしました。奥田瑛二さんも役作りで別の施設ですが見学されに行かれたと聞いています。

質問)非常に近代的な2つのテーマを交えながら最終的には愛を描いていると思いました。メインキャストである三人が幸せそうに暮らしているシーンはかなり少なく、そのなかの1つである粘土細工のシーンはなにか意味を持たせたものになるのでしょうか。
監督)粘土細工を通して、自分たちの関係性や傷を修復していく様子を撮りたくて、あの粘土細工(※おそらくは映画に出てきたカラフルな粘土細工)ができたとき、キャストのみんなもモーメント的なものにしたいねという思いは一緒で。なのであのシーンは、特に演出というわけではなく、フリースタイルで作ってもらい、それぞれの傷を修復していくシーンとして撮ったものになります。

質問)◯◯のシーン(※ここはネタバレになるので伏せ字にしました🙏)のあとに、友人が主人公を訪ねてくるシーンがありました。あのシーンは杏さんの表情が気になるシーンだと思うのですが、あえて◯◯に反射させて間接的に撮ったのはなぜですか?
監督)◯◯に反射させることで心を閉ざしている、ある種の絶望状態を表現しました。杏さんの表情をしっかり撮る案もでたが、実際に撮影を始めてみて、これ以上を撮るには演出として過剰というか、情報過多になってしまいそうで、やはり閉ざされている感じを出すには反射したこのショットだけで十分という判断をしました。

質問)◯◯のシーン(※こちらもネタバレになるので伏せ字にしていますが父子のシーンです🙏)など、子どもが演じるには大変なシーンもあるかと思いますが、撮影するうえで何か子役への配慮などをされましたら教えてください。
監督)今回撮影するにあたって子役の子には脚本を渡してないんです。もちろん親御さんにはこういうシーンがありますよと伝えてはいるし、台本も渡しているから親御さんは展開を知ってるんですけど。彼がこの映画で"彼"として居てもらうというか、彼のなかで怯えずに安心できる現場になっているか?というのは意識しました。例えば現場では「こういう場面なんだけど、こういう台詞は言える?(君にとって)自然な台詞かな?」と一つ一つ確認しながら撮って、現場で信頼関係を築くようにしました。そしたらだんだん自分から「このシーンは泣きたい」みたいな提案をくれたりして"自分"として現場にいて良いんだっていう安心感が生まれるように接しました。

質問)音楽がとても象徴的だと感じました。冒頭のシーンであったり、名前を伝えるシーンであったり。何かサウンドについてこだわりがあれば教えてください。
監督)自分は音楽にこだわってしまいがちで、今回の映画サウンドはLAにいる方(=Aska Matsumiya)にお願いをしていて、その方はハリウッドでも活躍されていて、弟さん(=松宮聖也)とも一緒によく仕事してるんですけど、その方にお願いしました。彼女は直感的に音楽を作っていくタイプで、以前『ZENON』という短編を一緒に作ったことがあって、そこでお互い音楽に対する間合いを計ったというか。例えばこの映画では、このシーンはクラリネット一本でやっていきたいと伝えると彼女のなかに色んな引き出しがあって、そこですり合わせをしながら音楽を作っていった感じです。

質問)◯◯が主人公の手帳から◯◯を確認してまた戻すシーン(※ここもネタバレになるので伏せてます🙏)がありますが、これはこの映画を観ている人に対して「かくしごとを知っている」ことを示唆したものなのでしょうか。原作小説を未読なので原作のなかにこのシーンがあるかは不明ですが、監督の方向性を知りたいです。
監督)これは…良い質問ですね笑 シーンは自分のなかでも抽象的にしたかった。手帳の一部を見た◯◯が何を感じたのかは分らないけど、でも主人公には少なくとも関係性の深い◯◯がいたんだというのを伝えたかった。このシーンが原作のほうにあるかはぜひ小説を読んでもらえたらと思います笑

試写会の最後には「この映画が少しでも皆さんの心に残せたら嬉しいです」とご挨拶されていました🙌

『かくしごと』に似ている作品

赤い指

製作国:

上映時間:

144分

ジャンル:

3.6

あらすじ

刑事・加賀恭一郎(阿部寛)が人形町に赴任する前の事件を描く。共演は黒木メイサ、溝端淳平、杉本哲太、西田尚美、田中麗奈、山崎努ほか。

赤い雪 Red Snow

上映日:

2019年02月01日

製作国:

上映時間:

106分

配給:

  • KADOKAWA
3.1

あらすじ

ある雪の日、一人の少年が忽然と姿を消した。少年を見失った兄・白川一希(永瀬正敏)は、自分のせいで弟を見失ったと思いこみ、心に深い傷を負う。少年誘拐の容疑者と疑われた女の周りでは次々と怪しい…

>>続きを読む

関連記事

【関根光才監督 × 杏 主演】心揺さぶるヒューマン・ミステリー『かくしごと』場面写真&キャスト陣のコメント解禁!