クジラもヤーノシュも同じだよ。
クジラが見世物として連れてこられて剥製だとしてもあんな狭いトラックに閉じ込められているのを見ているとき顔が歪んだ。もしクジラが街に来たら私も見に行くかもしれない。触れてみたい。でもやっぱり海で会いたい。きっと胸が苦しくなると思う。
街の住民の声を一人の男の口から知らされる時、誰の意見も一致していなくてとても奇妙だった。
みんな信仰したがっているのかもしれない。
物珍しい自分とは違う形のものたちに。
自分の意思などなくみんな誰かに動かされているようだった。目に見えないものによって破壊されていく。思考に寄生していく。
ハンナシグラ怖え〜 拳銃片手に持った人の隣であんなニコニコ軽やかにダンスを踊れるもんなのか。ハンナシグラってよく考えると目が笑ってないように見えることが多い。何か諦めているような目をしているのにすごく意志が強い目をしている時もある。
すごい疲れたな。とにかく眠すぎて起きているのに必死だった。家で見た方がゆっくり観られてよかったのかもしれないけど、長すぎて観る機会を見送り続けてしまいそう。でも家でもう一回観たいな。
