とても分かりやすい。物語の動きも人の感情も。『ペトラ・フォン・カントの苦い涙』より観やすかった。けど、あの分からないことが多くてヒステリックで、閉塞的で淡々と苦しかったオリジナルの美しさが浮き彫りに。感情的な印象がほとんどなかったのにちゃんと苦しくて、何かが弾けたような呆気ないラスト。
『ペトラ・フォン・カントの涙』がどれだけ美しかったのかに気づかされる。悔しい。オゾンからではなく自分で気づきたかった。何度も観なければいけないのかもしれない。でも苦しいからもう少し時間が経ってからもう一回観たい。
ハンナ・シグラ…かわいらしさがそのまま残っている。優しい母。あのキスはファスビンダーへのキスだ。
ペーター、ファスビンダーにそっくり。サングラスかけたら更にそっくり。リメイクってこういうこともできるのか。
含みのある終盤。
そっちの美しさに持っていくか〜
全然違う方向の美しさ。良い。
エンドロールも愛だね。
ハンナ・シグラとハリル・ベン・ガルビアが観られてよかった。