幻覚なのか遠い記憶なのか嘘なのか本当なのか。現実との境界が曖昧になっていく。
とにかく美しい。予告を見て美しいなあと思ってたけど映像の全てが美しかった。繰り返される朗らかな音楽も少しずつ感じ方が変わっていく。不穏ではあるけど強くはなくて、心地良さすら感じるからその穏やかさがまた怖かった。
老嬢と浴槽(温泉？)にいたおじさんの話おもしろかったな。どちらも自分の考えに一ミリも疑問を抱いていないところがおもしろかった。当たり前のことみたいにスラスラ話すから疑問を持つこちらが間違っているのかと思わされる。
酒を勧める女たちも不気味だけど不快ではないから飲んでしまう。
ニナが唯一クリストフを繋ぎとめている。
ちょっと自分勝手なところもあるけど、彼のことを心配してちゃんと離さないでいてくれてるところに安心した。
不穏な鈴、繰り返されるのか。
持ち主の元に戻ってきただけなのか。
