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ゴーストバスターズ/フローズン・サマーのneokamakiriのレビュー・感想・評価

3.0
リブート作第二弾。ジェイソン・ライトマンが降板。出し惜しみなくフルスロットルで畳み掛ける序盤は惹きつけられる。ドローンの使い方、レンタル自転車列が現代を物語る。シリーズファンは見ておいて損はない。が、そうでない方には薦めない爆。

舞台をNYに移す必然性や家業となることは前作で語られていて、自然。スライマーや図書館の幽霊など懐かしゴーストに加え、ポゼッサーの逞しさやラスボスの造型も悪くない(前作がイマイチ)。監督が変わったことでテイストが良くも悪くもポップになり観やすく、そこに入っちゃう?というフィービーの活躍も良い。一方でオタク女子ではなく、素敵な女性オーラが隠しきれないのが足を引っ張る。胸の膨らみを意識的に隠しているシーンが多いのに気を取られる汗。また大惨事を招く理由は結局自分なのは、いささか後味が悪い。

オールキャスト総出演となってからの、中盤が中弛みする点はもったいない。ラストバトルが大味なのは今シリーズに通ずるところでやむなしも、新キャラの必殺技は必要だったか。またあと15分は短くできたはずで、市長のくだりとか興味はないし、クレジット後のおまけも蛇足。100分ぐらいのファン向けのお祭り作品で良いのに。
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