子どもの頃に滝田洋二郎監督版の陰陽師1、2を観てます。
こちらはおどろおどろしい平安時代の雰囲気とファンタジー色の強い展開が面白い印象でした。
本作は呪いの解釈とか陰陽師の立場みたいなものをメインとしていてファンタジーとは違った角度な『陰陽師』でした。
この作品の「呪い」の設定はすごくよかったのですがうまく映像や演出に落とし込めていない感じがしました。
話は熱くなれる王道展開なのですが、メインとなる「呪い」の複雑さで頭に入ってこなくてあと一歩ノレない感じがあります。
『陰陽師』シリーズの大きな魅力の一つである晴明と博雅の仲良し掛け合いは今作にもしっかりあって、またこのコンビが見れたのが1番よかったです。
滝田洋二郎監督版もまたそのうち観直したいと思いました。