ヨメがポテチを頬張りながらNetflixで見ていた『還魂』で見かけた瞬間、私の全身に電気が走ったチョン・ソミン。伊東美咲と森川由加里のハイブリッドにして、つみきみほの進化形みたいなルックスがドストライク過ぎて、オッサン絶賛転落中。破滅に向かって堕ちてゆく快感に身を委ねつつ、娘がこの新しいお母さんになついてくれるといいんだが、なんて親として果たすべき責任感をヒシヒシと自覚しながら平日昼間に一人鑑賞。
で、んー、何だろ。面白いことは面白いんだが、どこか引っかかるものがある。作り手の自己中な価値観や僻み根性がそこここに滲み出ているせいか。とにかく、終始どことなくイヤ~な感じが拭えないから、素直に笑えない。
演出も人物配置も80年代後半~90年代前半の日本のトレンディドラマみたい。自分たちのコミュニティさえ良ければいいという身勝手な暗黙の了解。だいたい結婚式を当日ドタキャンして真実の愛に気づいたの私、なんて類いの話、生理的に受け付けないんだわ、昔から。ドタキャンされた側の身にもなれよと。
クライマックスで定番のウラをかいて嫌な思い出ばっかりフラッシュバックするシーンは斬新で笑えた。あと、ヨメ側の義理のお母ちゃんのキャラと。