間違いなく感動するだろうなあと予想していたけど予想以上に泣けた。製作側は完全に泣かせにきてるし、泣かせる演出盛りだくさんで泣き要素満載。これからご覧になる方で映画を見てよく泣く方、感情移入しやすく涙腺緩めの方はハンカチ必須です。
淡く切ない恋心、そして甘酸っぱくまたはほろ苦い青春。中盤くらいまでは淡い青春ストーリーって感じで年甲斐もなくほっこりとした気持ちで見てたけど、終盤に入るにつれて段々と涙腺が緩んでいった。胸が締め付けられて心苦しい、良い意味で切ないラブストーリーでした。
ラストのめちゃくちゃ分かりやすいような伏線回収によってより感情移入出来たし、さらにエンドロールではミスチル桜井さんの歌声と歌詞でさらにしみじみとした余韻を残してくれて映画館の照明が点いてもしばらくボーっとしていたいくらいだった。
ジミー役のシュー・グァンハンは18歳の頃と36歳現在の自身を同一人物と思えないくらいの演じ方の振り幅が良かったし、アミ役の清原果耶さんは天真爛漫さが際立つくらいの可愛さっぷりが良かった。脇を固める道枝くんや黒木華さん、また台湾の人たちも皆温かい人たちで見ていて気持ちが良かった。
最初にゴールを設置しなくてもしっかりとした意志を持って行動したり、日々を生きていれば自然とゴールに導いてくれる。それはきっと人生にも通じるものがあるような、そんなメッセージ性がグッと響いた。
電車に乗ってぶらぶらとのんびり旅がしたくなる。
