トールキン

ALWAYS 三丁目の夕日’64のトールキンのレビュー・感想・評価

ALWAYS 三丁目の夕日’64(2012年製作の映画)
5.0
3作続けて見てみても3作とも作風や展開が同じでも一切マンネリ化しないというもはやこの作品独特の不思議な魅力に包まれているかのようなそんな気がしてならない。個人的に作品の批評は基本甘口だけど3作品全てにおいて悪い部分が見当たらない。昭和レトロ好きという個人的な趣味嗜好や御涙頂戴的な人情話に弱いってもあるけれど全て満点の評価。
今作でも安定の世界観で泣き要素満載。随所に泣きポイントがあってさらにクライマックスならではの良いところで泣かせてくれたりエンドロールの最中も曲と相まって余韻に浸れる。


幸せって一体何?安定した収入があって便利で豊かな暮らしが出来る。でもそれだけが全てではない。多少の貧富の差があったり、ある程度不自由な暮らしでもその人が日々幸せだと実感出来ればそれでいいということ。
昭和から平成、そして現代の令和へと、時代が移り変わってどれだけ豊かで便利な暮らしになっても人として忘れてはいけない心、人が人を思いやる心、優しさ、そして人としての温かさ。この先の未来に置いても人として常に持ち合わせていたいなと思えた。
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