月うさぎ

アメリ デジタルリマスター版の月うさぎのレビュー・感想・評価

4.4
観る前より少しだけ幸せになれる。そんな映画。自分は不完全だなと感じる全ての人に、受け取って欲しい、そんな映画。
デジタルリマスターによる再上映
当時映画館では観られなかったので
行ってみました。
アメリはとても可愛い🩷
オドレイ・トトゥと子供の頃のアメリ役の少女がまるで同一人物みたい。要するにアメリそのままだった。
ビビりで非常識で迷惑な(時に犯罪レベルの)イタズラをするちょっと変態な女の子。
でもアメリだけではなく、この映画に出てくる人は皆、どこか欠けていて、どこか満たされていなくて、どこか哀しさを抱えている人ばかりだった。
つまりは私たち大部分の同類って事。

アメリのイタズラは復讐のためだったりもするけれど、直接人と関わるのが下手なアメリなりの愛情表現でもある。彼女の「作戦」は突拍子もない回り道だったりするので、もどかしいやらいじらしいやら。

空想の世界の中に逃げ込んでいたら人を幸せにはしてあげられないよ。

アメリは一時社会的ブームを起こしましたね。
クレーム・ブリュレが大流行したりして。
カフェ・デ・ドゥ・ムーランはもちろん、モンマルトルの丘にあるサクレ・クール寺院とその前のルイーズ・ミッシェル広場にあるカルーセル・ド・サン・ピエールも、パリに行ったなら必ず訪れたい聖地になりました。
 
今回忘れずにチェックしようと思っていたのは、ミヒャエル・ゾーヴァの絵です。
アメリの部屋の赤い壁にはゾーヴァの絵が飾られているのですが、映画の中で、その絵が動くんですね!豚🐖ランプもゾーヴァのデザインだそうな。
デジタルリマスター版のジャケット写真をご覧ください♪
アート好きな方にもおすすめな映画
スクリーンで観られて良かった✨
月うさぎ

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