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軽蔑 60周年4Kレストア版のdm10foreverのレビュー・感想・評価

軽蔑 60周年4Kレストア版(1963年製作の映画)
4.1
【プリ尻ッド・バルドー】

ハンバーグ、スピルバーグと並ぶ『世界三大バーグ』の一つとして有名な「ヌーヴェルバーグ」の旗手として、その名を知らぬものはいない(かもしれない)とされるジャン=リュック・ゴダールの「軽蔑」が、この度『60周年4Kレストア版』として上映されると知り、こんな機会はもう2度とない!と仕事が終わると同時に『霹靂一閃「神速」』のスピードで劇場到着。

やっぱり「4Kレストア」って凄いんだね~今回、改めて実感しましたわ。
ブリジット・バルドーのファーストカットはヌードから始まるんですが、これがまた本当に美しい。
映像の彩度も上がっていることから映像にも粗が少なく、思わずこれが60年前の作品であることすらも忘れて見惚れてしまったほど。

で、そのブリジッド・バルドーがめちゃくちゃ可愛い。
当時はセックスシンボルなんて呼ばれ方もしていたみたいだけど、スタイル抜群で、顔はキレイで、それでいて他者とは決定的に違う存在感(オーラ)を放っていて。
ちょっと古い言い方かもしれないけど、まさに「小悪魔」って感じがピッタリくる。

物語としては、どうなんだろう・・・あ、面白くないとかそういう意味ではなくね。
やっぱり「ヌーヴェルバーグ」っていう冠があると、無条件で「凄い映画」「難しい映画」みたいな脊髄反射をしてしまいがちだけど、実際見始めてみるとそこまで難解っていうほどでもなかったかな・・。
やっぱり必要以上に構えすぎていて、そのせいで今まで触れてこなかったって言う部分もあったのかな・・って感じた。

確かに、小難しい言い回しなんかもあったりするけど、それは何もこの映画に限ったことではないし、ふんわりのこの映画のニュアンスだけでも掴めたらそれで充分なのかもね。

ということで、あとは内容にも触れちゃうのでフィルターかけて「カプリ島の別荘」に置いときます。
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