見た人たちみんな「良い映画だけどつらかった」と言っている。確かに良い映画だけど、めちゃめちゃつらかった…「この家父長制を滅ぼしたい2024」って感じ。
70-80年代らしい色合いは雰囲気があるし、くっきりとした影の表現がすごく印象的だった。映画館で見られて良かった。
プロレスのこと1ミリも知らずに見たから、これ以上まだつらいことが！？って中盤以降ずっと言ってた。これが実話ベースって、本当に言葉が見つからない。でもこれほどに劇的でなくても、似たような苦しみを抱えている家族はきっといるんだと思う。
「『男はこうあるべきだ』という間違った理想は、決してためにならない」
「男たちが自分の息子にもっと優しく接するようになれば、この世の中はもっと良い場所になるんじゃないか」
監督の言葉が、どこかの誰かに届いて、どこかの誰かが少しでも生きやすくなりますように。
