ムータ

ある閉ざされた雪の山荘でのムータのレビュー・感想・評価

ある閉ざされた雪の山荘で(2024年製作の映画)
3.5
『嘘をつく仕事と、優しい嘘の物語』

♦︎お話し♦︎
劇団に所属する7人の役者の合宿先で
殺人事件が起きるという架空の脚本を
全員が演じるが、出口のない密室から
本当にひとりずつ消え始めていくお話。

♦︎感想♦︎
劇団に属する役者がある別荘へバスで
向かうシーンから始まる🎬

ストーリー自体は物凄く惹かれるし
伏線、多重構造、ラスト5分は流石の
東野圭吾でした。ただ、冒頭から
終盤まで謎のジャズ調BGMの使用や
サウンドエフェクトと監視カメラや
マップを使ったカットが多用されすぎて
ストーリーにのめり込めない感じが
勿体無く感じた。

ただ、若手俳優と演じ方・苦悩の演出は
とても上手で、『俳優とは殺し合い』
と言う言葉が全てを物語ってる様に
そういう世界なんだろうなと一生関わる
事はない世界の氷山の一角を知れて
良かった。

他の東野圭吾が原作の映画と同じ様な
撮影方法であればもっと良くなるなと
感じる妙に歯痒い一本でした😔
ムータ

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