【じぇれのレビュー】
2016/12/18
通り魔事件の生存者・江野くん。
彼を取材するディレクター白石くん。
この2人が奏でる奇妙な友情物語にクスクス笑っていると、静かに狂気の口が開いていき、…
このレビューはネタバレを含みます
白石晃士監督のモキュメンタリー!
序盤の通り魔殺人事件のヒトコワから後半にかけてはホラー&若干コメディよりに行くんだけども結末が結構エグいし、グロテスク!軽めの音楽流しても中和できとらん!笑。今作は…
「妙ヶ崎で通り魔事件が発生。
二人が死亡、一人が重傷を負った」
三年後、ディレクターの白石晃士は事件の記録を残そうと取材を始める。
重傷を負った江野は、刺されたときに「つぎは君の番ね」と犯人に言われ…
とんでもないものを見てしまった。
ネカフェ難民、派遣バイト、無差別殺人……こう挙げてみると、どうしてもステロタイプなロスジェネのワープアの鬱屈とした映画にしか見えないのだけれど、やっぱり江野が魅力的…
なんでおれこの映画でこんな感情になってるんだろうってなって面白かった。このモキュメンタリーとしての完成度の高さよ。
ラストも良いよ。
そろそろコワすぎ!シリーズもちゃんと観なきゃって思いました。
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