のら

悪は存在しないののらのレビュー・感想・評価

悪は存在しない(2023年製作の映画)
2.1
絵だけはバッチリ決まっているけれど、他は全部ちぐはぐ。それこそがこの作品の生っぽさに繋がっている言われれば反駁の余地もない。
グランピング施設には24時間管理人つけろって言う割に、児童館? に預けている子供は迎えが来ないからと勝手に帰らせるっていうのは矛盾していないか? ナンセンスな指摘だとは思うが。
あと、曲のクオリティはともかく、映像に合っているとも感じられなかった。特にラストシーンの曲入るタイミングそれで合ってる? あんまり過ぎて笑っちゃったよ。余韻も何も無い。
話を楽しむ手合の映画じゃないにしても、当の話が幼稚過ぎ。作中のグランピング計画並みにずさん。説明会の下りはまあまあ不快でそこがハイライト。嫌な奴の解像度ほどやたら高くて、とくに脳筋ナチュラルモラハラ先輩男が嫌だった。薪1本割っただけで人生の指針を決めないでほしい。
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