Ayax

ダム・マネー ウォール街を狙え!のAyaxのレビュー・感想・評価

3.6
ダムって水のダムかと思ったら、dumb(馬鹿な、愚かなみたいな意味)の方だった。
コロナ禍の米国で本当にあった話。とあるゲーム小売店を営む倒産寸前と言われる会社(日本のレンタルビデオ屋みたいな雰囲気)の株が、YouTuberの配信の影響で高騰する。
コロナ禍で登場人物のやり取りはオンライン中心だし、株の売り買いもスマホのアプリなので、全体的に動きが少なく退屈になりそうなんだけど、意外と大丈夫だった。クレイグ・ギレスピー(監督)って、「アイ・トーニャ」を撮っていて、実話が得意なのかも。「クルエラ」もやってるの謎だけど。
話が面白くて興味が持続したのかなと思いつつも、自分がNISAとかかじるようになって、以前よりは株とか投資について関心を持つようになったのも大きいのかも。私はこんな博打みたいなことをするとこまで行くつもりないけども。
この現象が起きたのは、コロナ禍だからこその連帯もあったのかなと。物理的に会えないからオンラインでもいいから何かで繋がりたい人が多かったのかなと思った。
そんなに難しい話ではないけど、「空売り」の意味は知ってた方が話が入ってきやすいかも。あと、ドルだし金額も大き過ぎるので、混乱しやすい。字幕で単位が省略されてるところが時々あったりして、この金額でドルでいいんだっけ?ってなる。資産が兆超えの米国のお金持ちたち。お金はあった方が助けになるけど、上見たらキリないっていうのは本当にそう。
登場人物が株やってる人たちだからそうと言われればそうなんだけど、米国の人の方が日本よりカジュアルに株やるのかなという印象を持った。大学生(女子)とか主婦とか。
私が一時期かっこいいと思ってたデイン・デハーン、どこに出てたよと思ったらゲーム屋の店長だったらしい。全然わからなかった。
主人公がいい感じの宇宙猫っぽいTシャツを着てて私も欲しい。
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