色々と技術が発達した近未来、卵型のポッドで赤ちゃんを育てるという話。
なさそうで、もしかしたらこんな未来も来るんじゃないかと思わせる。
妊娠によって女性が仕事から離れたり、生活が変わることの不公平さを少し皮肉った感じもあるのか。
妻のレイチェルは新しい出産方法に興味を持っているけれど、夫のアルヴィーは懐疑的。それでもポッドで妊娠することを決める。
最初の受精のシーンはなかなかリアルで生物の授業のようだった。
ポッドを世話しながら育てていくうちに、アルヴィーには親としての父性が芽生え始める一方で、レイチェルはあまり実感が湧かない。
本当の妊娠とは逆の現象を描いているのも面白いと思う。
最後はセンターとの契約を無視してしまった2人だけれど、次の子育てはどうなるんだろう。
妊娠前から出産までの2人の気持ちの変化が面白い。
この夫婦はよく話し合っていて良いと思う。
実際にこういう人口の子宮ができると便利かなとも思うけど、そこは神の領域か。
ありそうで、なさそうな未来の話。