BOB

ボトムス ~最底で最強?な私たち~のBOBのレビュー・感想・評価

3.2
2023年アメリカで大ヒットした青春セックス・コメディ。

クィアの女子高生2人が、高校卒業までに憧れのチアリーダーとセックスしようと、"ファイト・クラブ"を立ち上げる。

"Amelia Earhart was a fake hero. Many guy fly a plane... without it crashing."

本作で一番いや、唯一興奮したのは、重戦車のような走りで一時代を築いた元NFLレジェンドRB、"Beast Mode"ことマーション・リンチが高校教師役で出演していたこと!!全く知らなかったので、初登場シーンは思わず大声を上げてしまった。しかも、『Ted』のトム・ブレイディや、『メリーに首ったけ』のブレット・ファーブのようなサプライズゲスト出演という感じではなく、なかなか出番が多い。持ち前の個性を存分に発揮してボケ倒していた。ファン心理が働いたのは間違いないが、存在も顔芸もほとんどアドリブだというジョークも天才的に面白く、どのシーンも目が離せなかった。NFLファン必見!!!!

作品としては、女子高生版『アメリカン・パイ』といった感じの、サイコーにクダらないハチャメチャ青春コメディ。決して苦手なジャンルではないのだが、期待が高すぎたのか、ジェネレーションギャップか、文化の違いか、最後まで楽しみ方が掴めなかった。その結果、第三幕は完全に冷めた目で見送ることとなってしまった。どの辺りが観客にウケたのかとても気になる所。

"Shut up nerd I fucked your mom!"

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