安藤サクラに外れなしと思う今日この頃。
ただ今作はビカレスクロマンと言うかクライムアクションと言うか、その手のエンタメに安藤サクラが似合うかちょっと心配。
なぁんて思いながら観たが全くの杞憂。
大阪弁がよく似合うサバサバ感と軽快な身のこなし。
西成の住人への人情味、弟への愛情。
ただその裏に隠れた哀しみ、壮絶な生い立ち。
決して腕力がある訳ではないが知力と度胸で道を切り開くダークヒロイン・ネリを演じ切った安藤サクラ。
すごい。
山田涼介、サイコだが心から姉を慕う甘えん坊のジョーにはぴったり。
カチコミの時にはビビりまくりだが姉の為なら何でも出来る。
全裸シーンあり、、、次は菊池風磨に代わっての全裸ドッキリに期待笑
そして宇崎竜童の曼荼羅が渋い。
頭も身体も年老いたがその刺青が何とも似合う風貌はRU健在。
ストーリーとしても特殊詐欺での警察との駆け引きから始まり、その後のヤクザ、警察、黒幕入り乱れての展開、2時間半近い上映時間全く退屈せず。
中盤、ちょっとダレそうな所には出て来るだけで画面が締まるあの人が。
セリフはわずかだが迫力満点。
最強。
ラストショット、ネリの表情が何とも印象的で陽がさす余韻を残す。
やっぱり安藤サクラに外れなし!