リッジスカイウォーカー

憧れを超えた侍たち 世界一への記録のリッジスカイウォーカーのレビュー・感想・評価

5.0
先日TVでやってたのを観ました。

当方野球には興味はありません。
試合は長いし、淡々と進むところが肌に合わない。

しかし選手がどのような想いで試合に臨むか。
メンタルコントロールや勝ちにこだわるマインドなど、ビジネス目線でスポーツの世界を知るのはめちゃくちゃ好きなため、大谷翔平のインタビューなどは好んで観ています。

野球には興味ないのでもちろんWBCは観ていません。。
しかし結果は知っています。
劇的な、まるで少年野球漫画のようなドラマティックなクライマックス!

ハッピーエンドを知った上で、その過程を知る。
つまり傑作が約束されたドキュメンタリー。
これは観たくて仕方がありませんでした。


観て思ったんですが、ドラマティックなのは決勝だけじゃないってこと。

栗山さんが監督になり、選手を集め、コンディションを整え、戦略を考え、一戦一戦勝ち上がっていく。

小指を骨折しながらも試合に出続けた源田選手。
ホームランを打たれ、泣き崩れた佐々木投手。
他にも様々なドラマがてんこ盛りで観ていてビックリすること多数。

中でも群を抜いて涙が出たのが、メキシコ戦村神様のサヨナラ打。

あれはもうリアタイで観てた人は鳥肌の号泣だったでしょう。

このドキュメンタリーでもそれになったんだから。

またずっと不振だったけど、起用した監督の采配が、もうね。


いやーすごい。

あれがなかったらメキシコに負けていた。
こんなん感動しないわけがない。


本作の初めから終わりまで、全てがドラマティックだった。


憧れを超え、夢をその手に掴むことはできるんだ。

実際に掴んだ栄光を目の当たりにできる、これを超えるドラマなんてあるんでしょうか?っていうくらい衝撃を受けました。


日本人なら絶対に観るべき、知るべき歴史の1ページ。
明日への活力にもなります。
こんなに気合いが入ってがんばろう!!って思えるのってなかなかないですよ。