私は超苦手な感動モノの邦画。
前半はストーリーにひねりがなく、さくさく進み軽く観られる点がこの映画の良さかな。
そして、後半はさすがの私も少し感動した。
細かく言えば、なんで6月に蝉がうるさく鳴いているのかとか、主演の福原遥さんが高校生に見えない(第2のヒロインの出口夏希さんは高校生に見えた)とかあるけど、
こういう映画にリアリティを求めるのも違うのかも…
鹿児島の高校3年生の百合(福原遥)が母とケンカした日、1945年6月にタイムスリップする。
百合は、なぜかすぐに1945年の世界に馴染む。特攻隊員の憩いの場となっている食堂で働くことになり、そこで1人の特攻隊の青年(水上恒司)に初恋する。
いまどき高校3年で初恋かよ…とも思ったし、福原遥さんは高校生以上に見えるからさらに違和感があった。
後半は想像どおりの展開だけど、悪くない。私も感動した。
主人公が勉強ができる高校生という設定で、特攻隊とは何をする人か、第二次世界大戦で日本が負けることなどをはじめから知ってる点は良かった。(最近の映画だと、主人公をあえてバカな人にして、特攻隊とは、第二次世界大戦とは…みたいな解説をいれる映画を作りたがるけど、それがなかったのが良かった)
そして「あの花が咲く丘」は本当に綺麗でした。