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世界のはしっこ、ちいさな教室のaaaakikoのレビュー・感想・評価

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世界の僻地の小学校で教えている3人の先生のドキュメンタリー。
ブルキナファソの小さな村では新任の先生が50人の生徒を受け持つ。
シベリアの遊牧民エヴァンキ族の先生は、遊牧民のための移動式の学校を作って教えている。
バングラデシュの水没した村に派遣された先生は、毎日船で生徒を迎えに行く。

わたしは学校も勉強も嫌いだったけど、その嫌いな勉強を当たり前のようにさせてもらえたことが、どんなに幸せだったかこれを見て身にしみてわかりました。
または昔のわたしなら、こんなふうに勉強させられて優劣までつけられるより、一生外界を知らずにいたら、身の回りの小さな幸せで満足だったんじゃないか、と思ったかもしれない。でもそれは幸福に気づけなかった人間の傲慢な考えだった。
知識を身につけることはもちろんなんだけど、家庭という小さな小さな世界以外に、学校という逃げ込める場所ができるってことも重要なのかなとも思いました。わたしも学校に行って勉強してから、親の言うことや家庭内のことが、どんなに偏っていて小さなことかってことがわかったもんな。
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