惜しくはあるが、確実に佳作ではあるかと
目黒シネマの石井監督特集で鑑賞
以前から何作品か観てきているが、
まず、こんなに多岐に渡る作風の監督だったのかと言うのが驚きでした。。。
(最近広がってきたのかな?)
夢なのか現実なのかを曖昧にしたような内容で、
1500万と言う数字を宙にぶら下げたまま過ぎ去る丸2時間の人間ドラマ
今勢いのある俳優さん達が、
折に放たれた猛獣の様に切磋琢磨する演技が特に見所
途中個人的に弛んでしまうシーンがいくつかあったのは残念でしたが、
それでも強いインパクトを残す一作と言えると思います。
こういう脈略のあるようでない、
意欲的な作品を見ると、
不完全と完全は表裏一体なんだなと改めて感じます。