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ゆとりですがなにか インターナショナルのspoornerizmのレビュー・感想・評価

3.1
金曜レイトショー、1週間の疲れを笑いで吹き飛ばせるほどには、十分面白かったです。ありがとうございます。

テーマ曲の挿入のされ方が、まるでテレビ版と同じだったりしたりするから、自宅で観てるくらいリラックスしてしまい、つい膝を打ったり、声に出してツッコミそうになりながら、"あ、映画館なんだ"と、我にかえりながら観てました。

でも、まぁ、ドラマ版のほうが、上手いなぁとか、内容とか、質は上かなぁ。

現代は、色々忙しくて、カタカナ文字だらけの価値観と、ハラスメントかどうかの物差しだけの社会とか、停滞して韓国、中国に遅れを取ってるかもしれない日本経済とか、世相を描いてるけど、うーん、とっ散らかったまま、急ぎ足であんまりおさめ終わってない感じ。
木南さん演じる韓国人社長、上手いのにぃ、エピソードは、me tooで、中途ハンパ。

でもまぁよくわからないけど、後で考えたりしそうな内容もあったような気もする。

インターナショナル要素があまり馴染めなかった。シェアハウスのところ、役者さんトーンが急に落ちるところとか、興醒めと、内容も上っ面な気がしちゃった(辛口失礼)。

柳楽優弥さん演じるマリブ君、ただのイタズラっ子で終わってしまったよー。もっと「クセと愛」が欲しかったー、
ま、変わらず、“唯一迷ってないキャラクター“は良かったし、それを演じる柳楽さんの、マリブの声の座り方が自分のツボだから、そこだけでも観にゆく価値がしっかりあるんで、まったく文句はないんだけどね。

俳優さんの有名なヒトばかりが、「ちょっと出」するのは、どうかなー、ってなった。先のストーリーに出てくれるのかって期待しちゃう。

あ、ところで、北村匠海くん、彼はちょっとでも出て欲しかったかなぁ。うん、言ってること真逆か。

#ゆとりゼロ な続編に期待。
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