前半、かなりだるくて睡魔が襲うこと必定。フランスの片田舎の山荘が舞台の殺人ミステリーなんだけど、なかなか本題に入らない感じが退屈なのかも。妙にダサい嫌がらせ音楽も不快でした。
面白くなるのは後半。作家として成功した妻と、うまくいかずに亡くなった旦那のどっちに正義があるのか?という視点が裁判に持ち込まれる展開に引き込まれる。旦那の自分本意な考えにイライラするものの、妻の物言いが苛烈すぎて思わず笑ってしまう。正論もあそこまで強く語られると、そりゃ旦那はたまらないだろうな。アカデミー賞脚本賞も納得です。