楽太郎

落下の解剖学の楽太郎のレビュー・感想・評価

落下の解剖学(2023年製作の映画)
3.5
前半、かなりだるくて睡魔が襲うこと必定。フランスの片田舎の山荘が舞台の殺人ミステリーなんだけど、なかなか本題に入らない感じが退屈なのかも。妙にダサい嫌がらせ音楽も不快でした。
面白くなるのは後半。作家として成功した妻と、うまくいかずに亡くなった旦那のどっちに正義があるのか?という視点が裁判に持ち込まれる展開に引き込まれる。旦那の自分本意な考えにイライラするものの、妻の物言いが苛烈すぎて思わず笑ってしまう。正論もあそこまで強く語られると、そりゃ旦那はたまらないだろうな。アカデミー賞脚本賞も納得です。
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