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PERFECT DAYSのmarucoのレビュー・感想・評価

PERFECT DAYS(2023年製作の映画)
5.0
役所広司扮する「平山」はオープニングあたりには正に唖者に見える。
健常者であることを承知の上でも
そのように見える。簡単な話…、
彼はほとんど声を発しない。
寡黙な変人と言った佇まいだった。

ところがところが「平山」にはほの字💓の人がいた。それは女手1人、切り盛りしてる小料理屋のおかみ。ただステージ衣装のような着物が、演歌歌手のようで私が抱くイメージに少しばかりそぐわない気がした。いっそもっと質素で地味な装いのほうがどれだけおかみのつましいながら自然な美しさを強調できたであろう…と惜しい気がした。
無口で朴訥な「平山」が一旦このおかみの店、カウンターに座った途端別人か?と思う程流暢に愛想良く話す。意外な面を見聞きしやっぱり「平山」も男やったな笑

そして最後に私は思った。
この「平山」ほどの人間は我がお粗末な人生生涯において決して出逢うことはない。

だからこの奇跡の人「平山💐」を、
たとえ銀幕であろうと観れたこと、学ばせてもらったことの謝意と、泣けるほどの深い愛と切なさを授けてもらったことに有難いと心から思った。ラストシーンの「平山」は彼らしく静かに泣き笑いしてた。
私は彼の音楽性にも心に沁みた。
知ってる曲はたった2つやったけど…

平山は奇跡の人やと思ったし、
神様やと思った。
トイレの神様などしよもないことは言わん…、だけど、
彼はほんまの神様やで❢❢❢
キレイな生き方や。

そんな「平山」に人として惚れてしまった。

良かった✨

マタアワセテクダサイ

追記
後日の加筆をご容赦ください。
想いつくまま加筆修正しました。
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