人生についての物語。
ハリウッドのようなアクションも、ボリウッドのような歌と踊りもない。
それらの映画を日向の映画とすれば、この映画は日陰の映画。
強い光に慣れた眼では見ずらい、瞳孔を大きく開かないと見えてこない微妙な陰影の物語です。
世界中のほとんどの人が昨日と同じような今日を暮らし、明日も同じような朝を迎える。でも、それぞれが繰り返している日々の営みは驚くほど、ボク等の想像を越えて違っているはず。たとえその繰り返しが過酷であっても、一先ず、それを繰り返せることは喜びであり、それぞれの日常には尊厳があることを改めて確認することができた。
