もっちゃん

キリエのうたのもっちゃんのネタバレレビュー・内容・結末

キリエのうた(2023年製作の映画)
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このレビューはネタバレを含みます

岩井俊二の映画を、映画館で観られたことがうれしい。

途中まで時系列がバラバラだったので、どういうことなんだろう?っていう、ミステリーを観る時のような気持ちで観られたのが心地よかった。
なっちゃんの葛藤する演技がよかった。松村北斗かっこよかった。
女を売るようなことはしたくないって言って帯広を飛び出したイッコが、東京で結婚詐欺師になってたことが、やっぱり女という武器を使わざるを得ない運命が、悲しい。すごく悲しい。
絶対的なもの・大人・公権力(警察・児童保護施設・音楽プロデューサーetc)との対峙がひとつテーマになってると感じた。なっちゃんや黒木華(役名がわからない)は、それに対して無力だったけれど、キリエはいつも自分の力で超越していた。
アイナ・ジ・エンドがけっこう体張った演技をしていてすごかった。

やっぱり岩井俊二はバレエとか雪景色とか女子2人組とかがが好きだなって思った。
あとは、大塚愛とか粗品とかロバートキャンベルとか、出てきた時にドキってするような、オッってなる人をぶっ込むのが好きだなあ。どういう意図なのか気になる。
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