久々に良い映画に出会えた気がする。
私も働き始めたら、何かに折り合いをつけ始めたら、「生きて」いなくなってしまうかもしれない、でも、いつまでも、生きていたい。生きていることがきっと幸せだから。
主人公が死を思うにつけ故郷を懐かしむのはやはり人の魂のホームが故郷にあるということなのだろう。私もこの春から実家を出て遠く離れた場所で暮らしているけれど、かえって故郷や父や母、家族の存在の大きさを感じる。そういった存在は1番に大切にしていきたいし、自分も誰かのホームとなりたい。
主人公は長年「生きて」いなかったけれど、最期に生きることの幸せを感じられたのなら、結果オーライで、幸せな人生だったのだろう。
