初日と今日と2回観ました。1回目は原作を読んでから観たせいで、その違いに注目したり、多彩なキャストに目を奪われたり(名古屋人から観ても加瀬亮さんの尾張弁が凄い！)、残酷シーンに目を背けたりして、あまりに凄まじいシーンの連続のあとで笑えるシーンでも笑っていいのかためらったりして、圧倒されながら観終わり唖然としましたが、2回目はしっかりとブラックコメディとして楽しめました。それでいて重厚な歴史ドラマとしての格調高さもありながら、これまでタブー視されてきた衆道をドラマにしっかり絡めてきたり、残酷シーンとお笑いシーンの落差から生まれる衝撃も楽しみました。
時代劇でありながら泥まみれの合戦に「風雲たけし城」を、大がかりな仕掛けの笑いに「お笑いウルトラクイズ」も思い出し、キャスト的には「元気が出るテレビ」や「TVタックル」も。ビートたけしの笑いで育った世代的にはビートたけしの集大成を観た気がしました。好き嫌いがハッキリわかれる作品だけど、個人的には大好きです。
